草花画譜


草花画譜 丸山永畝
「草花画譜」


「昭和三十年初秋日」の奥書をもつ『草花画譜』がある。この画譜は、最初に四君子と称される蘭・竹・梅・菊の墨画にはじまり、続いて椿・木蓮・芥子・牡丹・菖蒲などの著彩画が描かれる。墨画・著彩画ともに、没骨描写(輪郭線を用いない描法)によって描かれている。その筆勢は強く、樹花の生命感がよく表わされている。永畝がここで、自身の得意とする没骨法を用いて東洋画の基本とされる四君子の図を描き、一冊の画帖に仕立てている事実の背景には、翌年に迫った画会に向けて自らの画業を振り返り、ひとつの到達点を確認する目的があったのかもしれない。

世田谷区郷土資料館発行 「野の画人 丸山永畝の写生帖」から
高杉尚宏氏「丸山永畝の人と画業」 より抜粋




1Eiho Maruyama


2蘭 丸山永畝

3蘭 丸山永畝

4蘭 丸山永畝


5Eiho Maruyama

6竹 丸山永畝

7Eiho Maruyama


8梅 丸山永畝

9梅 丸山永畝

10梅 丸山永畝

梅 丸山永畝 梅 丸山永畝


11Eiho Maruyama


12菊 丸山永畝

13菊 丸山永畝

14菊 丸山永畝

15Eiho Maruyama


16Eiho Maruyama



Eiho Maruyama Eiho Maruyama 
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17Eiho Maruyama



Eiho Maruyama
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18Eiho Maruyama



19Eiho Maruyama

20牡丹 丸山永畝

21杜若 丸山永畝


「草花画譜」
昭和三十年 初秋日 永畝










雑記

昔、祖母(菜畝)に日本画を描きたいといって教えてもらった時、一番初めに習ったのは「蘭」でした。蘭、竹、菊、梅は「しくんし」というのだと教わりましたが、当時は「君子」という意味もわからなかったのでした。「四君子」は絵を描くときの基本がすべて入っているということで、「蘭」を描くときは葉を描く順番、筆の動かし方、花びらの順番など全部決められていてお手本どおりに描けるまで練習しました。中央の葉を根元からすっと立ち上げて、途中で筆を返して葉の反っているところを上手く描けるようにするのが難しいところでした。
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